LEPってなに?
LEPとは、「低用量エストロゲン―プロゲスチン」と呼ばれる薬です。
2008年に保険薬として登場しました。
LEPは、主に月経困難症や子宮内膜症などの治療を目的として服用する薬で、エストロゲンの量は10〜15μgです。
LEPには、月経困難症や子宮内膜症の症状を軽減するだけでなく、子宮内膜症の進行を抑制する効果も。
LEPは、「 Low dose Estrogen-Progestin 」の略です。
Low dose=低用量
Estrogen=エストロゲン
Progestin=プロゲスチン
エストロゲンとは、合成の卵胞ホルモン、
プロゲスチンとは、合成の黄体ホルモンのこと。
ちなみに、現在、LEP製剤には、ノルエチステロン・EE 製剤とドロスピレノン・EE製剤があります。
LEPは、婦人科で医師の診断に基づいて処方されれば保険適用になることが多いです。
「OC」とは、いわゆる「ピル」のこと
OC(Oral contraceptive)とは、経口避妊薬=ピルのことです。
低用量ピルは、主に避妊を目的として服用する薬で、エストロゲンの量は20〜35μgです。
低用量ピルには、避妊以外にも生理痛や生理不順、PMSやニキビなどの効果も期待できますが、保険適用外で自費で購入する場合もあります。
ピルには種類がある
ピルには、低用量・中用量・高用量の分類があります。
2006 年に発刊された、「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」によって
ピルは、卵胞ホルモンの含有量によって、低用量ピル(OC)、中用量ピル(OC)、高用量ピル(OC)に分類されました。
EE(エチニルエストラジオール)の含有量によって分けられます。
- 高用量ピル
卵胞ホルモン(エストロゲン)の量が、50 μg より多いピル - 中用量ピル
卵胞ホルモン(エストロゲン)の量が、50 μgのピル - 低用量ピル
卵胞ホルモン(エストロゲン)の量が、50 μg 未満、30μg以上のピル - 超低用量ピル
エストロゲンが30μg未満のピル - ミニピル
エストロゲンが含まれないもの
低用量ピルとLEPの違い
ピルとLEPの成分は、どちらもエストロゲンとプロゲスチンです。
つまり、ピルも、LEPも、含まれている成分は同じなのです。
そして、卵胞ホルモンとして使用されているのは、どちらも、合成の卵胞ホルモンの一種である「EE=エチニルエストラジオール」です。
では、具体的にはなにが違うんでしょうか?
共通点、相違点を以下にまとめました。
共通点
- エストロゲンとプロゲスチンの合剤である
- 毎日規則正しく服用することで効果が発揮される
- 排卵を抑制し、子宮内膜の増殖を抑える
- 生理周期をコントロールできる
- 血栓症などの重篤な副作用がある
相違点
- 目的が違う
低用量ピルは主に避妊、LEPは月経困難症や子宮内膜症の治療
- エストロゲンの量
低用量ピルは20〜35μg、LEPは10〜15μg
- 保険適用
低用量ピルは自費の可能性がある一方、LEPは保険適用の可能性が高い
- 服用方法
低用量ピルは21日間または28日間連続服用、LEPは連続服用やフレックス服用が可能。
低用量ピルとLEPのどっちが合ってるんだろう?
これまでお話ししてきたように、低用量ピルとLEPは、それぞれ効果が違います。
自分がどのような効果が欲しいのか、が大切なので、よく考えてみましょう。
低用量ピルを選ぶ場合
- 避妊効果が高いことが重要な場合
- 生理不順やニキビなどの改善効果が欲しい場合
- もし保険適用でなくても、自費で購入できる余裕がある場合
LEPを選ぶ場合
- 月経困難症や子宮内膜症などの治療効果が重要な場合
- エストロゲンの副作用をできるだけ避けたい場合
- 保険適用で処方できる場合
まとめ
低用量ピルとLEPは、エストロゲンとプロゲスチンの合剤ですが、目的や配合量に違いがあります。
低用量ピルは避妊を目的として服用する薬で、エストロゲンの量は20〜35μg。
一方、LEPは月経困難症や子宮内膜症などの治療を目的として服用する薬で、エストロゲンの量は10〜15μgです。
低用量ピルとLEPは、それぞれメリットとデメリットがあるので、自分の目的や体質に合わせて選ぶことが大切です。
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