ピルにもジェネリック医薬品があるんです
ジェネリック医薬品とは、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を含み、品質、効果、安全性が同等であることが厚生労働省に認められた医薬品のこと。
新薬は特許期間中に独占的に販売されますが、特許期間が切れると他の製薬会社が同じ有効成分を使った医薬品を製造・販売できるようになります。
それが、ジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品は新薬よりも開発費や開発期間が少ないため、低価格で提供できます。
また、新しい技術や患者さんのニーズに応えるために、飲みやすさや使用感などを改良したものもあります。
ジェネリック医薬品は日本だけでなく、世界中で広く使用されていて、
特に欧米では、医療費の削減や患者さんの選択肢の拡大のために、ジェネリック医薬品の利用が推奨されているのです。
健康保険証に、「ジェネリック医薬品を希望します」というシールを貼ることがありますよね?
日本でも、国民皆保険制度の維持や高齢化社会への対応のために、ジェネリック医薬品の使用促進が進められています。
ジェネリック医薬品は新薬と同じように厳しい基準で承認されており、安心して服用できます。
今回は、超低用量ピルの「マーシロン」のジェネリック医薬品である、「ジュリアナ」と「フェミロン」についてお話しします。
マーシロンのジェネリック医薬品の効果は?
「マーシロン」と同じく、卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールと黄体ホルモンのデソゲストレルという2種類のホルモンが配合された一相性の超低用量ピルです。
一相性とは、実薬(有効成分が入っている錠剤)の中で、ホルモンの配合量が一定であるものです。
配合されている、エチニルエストラジオールは、1錠あたり0.02mgと超低用量であるため、副作用のリスクも抑えつつ効果を期待できます。
効果
- 避妊効果
- 生理痛の軽減や経血量の減少
発痛物質「プロスタグランジン」の過剰産生を阻止することで、生理痛を軽減します。
また、子宮内膜の増殖を抑制することで子宮内膜が薄くなるため、生理時の経血量の減少にも効果が期待できます。 - ニキビ・多毛症の改善
- 排卵の抑制
有効成分であるエチニルエストラジオールとデソゲストレルにあるのが排卵の抑制作用
- 精子の侵入防止
有効成分のデソゲストレルには、頸管粘液(おりもの)の粘度を上げて精子侵入を防止してくれます - 着床の予防
子宮内膜の増殖を防いで着床しにくくします
その他、アンドロゲン作用(男性ホルモン活性)を抑えるため、体毛が濃くなる、ニキビが増えるといった症状の改善効果が期待できます。
超低用量ピル「マーシロン」のジェネリック医薬品一覧
マーシロンのジェネリック医薬品「ミニー」
1箱1,370円
3箱2,734円(1箱あたり911円)
6箱4,448円(1箱あたり741円)
1箱21錠
デソゲストレル0.15mg、エチニルエストラジオール0.02mg
1箱1,370円
3箱2,734円(1箱あたり911円)
6箱4,448円(1箱あたり741円)
1箱28錠(プラセボあり)
デソゲストレル0.15mg、エチニルエストラジオール0.02mg
マーシロンのジェネリック医薬品「ジュリアナ」
1箱:3,289円
3箱:4,908円(1箱あたり1,636円)
6箱:7,362円(1箱あたり1,227円)
12箱:11,460円(1箱あたり955円)
1箱21錠
エチニルエストラジオール0.02mg、デソゲストレル0.15mg
1箱:3,226円
3箱:4,815円(1箱あたり1,605円)
6箱:7,230円(1箱あたり1,205円)
12箱:11,256円(1箱あたり938円)
1シート21錠
エチニルエストラジオール0.02mg、デソゲストレル0.15mg
マーシロンのジェネリック医薬品「フェミロン」
1箱:4,137円
3箱:7,257円(1箱あたり2,419円)
6箱:11,742円(1箱あたり1,957円)
12箱:19,764円(1箱あたり1,647円)
1シート21錠
エチニルエストラジオール0.02mg、デソゲストレル0.15mg
1箱:4,179円
3箱:7,332円(1箱あたり2,444円)
6箱:1,977円(1箱あたり11,862円)
12箱:1,663円(1箱あたり19,956円)
1シート21錠
エチニルエストラジオール0.02mg、デソゲストレル0.15mg
服用方法
基本的には生理の初日から24時間以内に服用を始めるのがおすすめです。
この場合、最初の7日間は他の避妊法を併用する必要はありません。
しかし、生理の初日から5日目までに飲み始めることができなかった場合は、飲み始めてからの7日間は他の避妊法を併用する必要があります。
そして、毎日同じ時間に1錠ずつ服用することが大切です。
時間をずらしてしまうと、副作用や不正出血が起こりやすくなります。
また、12時間以上飲み忘れてしまった場合は、避妊効果が低下する可能性があります。
その場合は、すぐに飲み忘れた錠剤を服用し、その後通常通り服用を続けます。
休薬期間に出血が起こりますが、これは消退出血と呼ばれるもので、厳密には生理ではありません。
休薬期間中も避妊効果は継続されますが、8日目から新しいシートの服用を忘れないようにしましょう。
超低用量ピル「マーシロン」のジェネリック医薬品一覧
副作用
超低用量ピルのマーシロン自体が、副作用のリスクが低い避妊薬と言われていますが、
飲み始め3ヶ月くらいまでに、次の副作用が生じる可能性があります。
- 不正出血
- 乳房のはり・痛み
- 悪心
- 頭痛
- 吐き気
- 下痢
- 腹痛
- 便秘
- 抑うつ
これらは一時的なものであり、慣れてくれば自然に治まっていくことがほとんどです。
しかし、重度な場合や長期間持続する場合は医師に相談してください。
一方、発生頻度は高くないものの注意しなければならない副作用が「血栓症」です。
血栓症とは、血液に小さな塊ができて肺、心臓、脳などの血管を詰まらせてしまう病気です。
重篤な場合には命に関わることもあります。
特に、喫煙する場合は血栓症や心筋梗塞などの重大な副作用のリスクが高まります。
特に35歳以上の女性では喫煙しないようにしましょう。
まだ、タバコがやめられない…という方には、低用量ピルの様な効果がある「ミニピル(黄体ホルモン単剤)」や「子宮内避妊具(IUD)」も候補にしてみてください。
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