ピルのデメリットってどんなもの?
低用量ピルには、月経不順や月経困難症、子宮内膜症や卵巣嚢胞の予防、肌荒れやニキビの改善などのメリットがありますが、デメリットもあります。
デメリットとは何でしょうか?
以下にいくつか挙げてみますね。
毎日同じ時間帯に服用しなければならない
低用量ピルは毎日決まった時間に飲まなければなりません。
飲み忘れると避妊効果が低下したり、不正出血が起こる可能性があります。
また、飲み始めるタイミングや飲み方にも注意が必要です。
合併症を引き起こす可能性がある
低用量ピルは血栓症や心筋梗塞、脳卒中などの重大な合併症を引き起こす可能性があります。
特に高齢者や喫煙者、高血圧や高コレステロールなどの基礎疾患がある人はリスクが高くなります。
特に多い症状は、血栓(血の塊)が血管に詰まる「血栓症」です。
妊娠中に起こる血栓のリスクが年間10万人当たり60人なのに対し、低用量ピルの場合、10万人当たり25人程度。
とても高いリスク、とまではいかないですが、服用中には注意が必要です。
血栓症リスクの増加は、服用開始から4カ月以内に認められ、服用をやめて3カ月以内に、飲む前と同じ状態に戻ります。
また、ピルの種類によって、リスク度合いも異なり、美肌効果で注目されている第三世代の低用量ピルは、第一世代ピル、第二世代ピルよりも血栓症リスクが2倍になるとされています。
服用初期に副作用がある
このような副作用が良く起こります。
- 吐き気、胸やけのような状態
- 頭痛
- 不正出血
- 胸が張る
飲み始めから2、3ヶ月経つと落ち着いてきますが、症状が重い場合や長期間続く場合は、婦人科で相談してみましょう。
低用量ピルが合わない場合は、低用量ピルと同等の効果がある子宮内避妊具がオススメです。
IUD(子宮内避妊器具)について~ピルを毎日飲むのが面倒な貴女へ
乳がんのリスク
低用量ピルの使用は乳がんの発症リスクをわずかに上昇させる可能性があります。
乳がんはエストロゲンの分泌が多くなることで発症リスクが高まるとされているんです。
各製薬メーカーから出されている製品の添付文書には、
「乳がんの家族歴、または乳房に結節のある女性」には慎重投与となっています。
乳がんはエストロゲン依存性のがんなので、エストロゲンの含有量が比較的少ない低用量ピルだとしても、因果関係がまったく無いとは言い切れません。
その一方で、2005年改訂の日本産婦人科学会編「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」によると、
低用量ピルの服用者では非服用者と比べて、乳がんリスクの増加は認められず、
家族歴・服用期間・ホルモンの量や種類などによる乳がんリスクが高まる可能性は小さいとしています。
これまで乳がん家系だからと低用量ピルの服用を控えていた方にとっては気になる結果です。
性感染症(STD)やエイズなどの感染症を防げない
性感染症やエイズはコンドームなどのバリア法でしか予防できません。
低用量ピルを飲んでいても、パートナーとの性行為の際にはコンドームを使用することが大切です。
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