ヤーズってどんなピル?
ヤーズは、月経困難症やPMSなどの女性特有の症状を改善するために開発された超低用量ピルです。
超低用量ピルとは、一般的な低用量ピルよりもエストロゲン(女性ホルモン)の配合量が少ないピルのことで、ヤーズはその中でも最もエストロゲンの量が少ないピルです。
では、ヤーズに含まれている女性ホルモンはどのようなものなのでしょうか?
ヤーズに含まれている女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類です。
- エストロゲン(=卵胞ホルモン)
卵巣で分泌される女性らしさを作るホルモン
女性ホルモンのエストロゲンって何? - プロゲステロン(=黄体ホルモン)
排卵後に黄体から分泌される妊娠を維持するホルモン
女性ホルモンのプロゲステロンについて
これらの女性ホルモンは、自然な月経周期に従って増減しますが、ピルを服用することで人工的に調整、安定させることができます。
しかし、女性ホルモンには副作用もあります。
エストロゲンは吐き気や頭痛などのマイナートラブルや血栓症などの重大な副作用を引き起こす可能性があります。
そしてプロゲステロンは、ニキビや食欲増進などの男性化症状や乳房の張りや不正出血などの副作用を引き起こす可能性があります。
そこで、超低用量ピルのヤーズでは、エストロゲンの配合量を0.02mgと極限まで減らし、プロゲステロンには新しい成分であるドロスピレノンを使用しています。
ドロスピレノンには利尿作用があるため、むくみやニキビなどの男性化症状を抑える効果のほか、PMS(月経前症候群)や月経困難症などの生理関連の不快症状も改善する効果があります。
また、ヤーズにはジェネリック医薬品もあります。
ヤーズの効果
では、ヤーズが、実際にどのような効果を発揮するのか詳しく説明しますね。
月経困難症の改善
ヤーズは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンとプロゲステロンを含んでおり、排卵を抑制して子宮内膜が厚くならないように働く作用があります。
これにより、子宮内膜から分泌される痛みの原因物質であるプロスタグランジンの量を減らし、子宮の収縮を抑えて月経困難症の症状を軽減するのです。
ヤーズは月経困難症の治療薬なので、避妊目的でなければ、保険適用されます。
PMSの改善
PMSとは、生理前にイライラや不安感などの精神的な不調や、むくみや頭痛などの身体的な不調が起こることです。
ヤーズは、排卵後に起こるホルモンバランスの乱れを防ぐことで、イライラや不安、むくみや頭痛などのPMSの症状を改善します。
ニキビや肌荒れのケア
ヤーズを服用すると、生理周期が安定するため、肌荒れやニキビなどの肌トラブルが減少します。
ニキビは、男性ホルモンの影響で皮脂分泌が過剰になり、毛穴が詰まって炎症を起こすことで発生しますが、黄体ホルモンには皮脂分泌を抑える効果もあるため、ニキビの原因となる皮脂自体が減るのです。
これらのほか、休薬期間が4日間と短くなっており、女性ホルモンの変動による不快な症状も少なくなっています。
ヤーズの服用方法

最新の超低用量ピル「ヤーズ」について
通常
ヤーズは、28日周期で飲み続けるタイプのピルで、1シートには24錠の実薬と4錠の偽薬が入っています。
実薬はピンク色で、偽薬は白色です。
実薬を飲み始めてから24日間は毎日1錠飲みます。
その後、偽薬を4日間飲みますが、この4日間の休薬期間中に、消退出血(生理)が起こります。
消退出血が続いていても、終わっても、新しいシートを飲み始めるのは休薬期間が終わった翌日からです。
飲み忘れた場合は、すぐに飲み忘れた分を飲んでから当日分を飲みましょう。
もし2日以上連続で飲み忘れた場合は、前日分と当日分を飲んだ上で、その後7日間は、追加的な避妊方法(コンドームなど)を使用する必要があります。
「ヤーズフレックス」としての服用方法
まず、「ヤーズ」と「ヤーズフレックス」は、飲み方が違うだけで、1錠に含まれる有効成分は同じです。
ヤーズは28日間に1回、生理(消退出血)を起こしますが、ヤーズフレックスは、最長120日間連続して服用できるため、毎月生理を来させる必要がなく、生理の回数を年に3回まで減らすことができます。
そのため、月経に伴う不快な症状や貧血のリスクを低減することが期待できます。
通常だと、ヤーズは1シート28錠で、24錠が実薬で4錠がプラセボ(偽薬)なので、実薬を24日間飲んだ後、プラセボを4日間飲みます。
しかし、ヤーズフレックスとして使う場合には、プラセボは飲まずに、最長120日間実薬だけを飲み続けて、消退出血が起こった時に4日間の休薬期間を設ける、という飲み方をします。
ヤーズはどこで買えるの?
産婦人科を受診
初めてピルを飲む場合は、病院で相談してから服用したいという方もいると思います。
まずは産婦人科を受診して、診察を受けましょう。
基本的な検診をして、月経困難症と判断されれば保険適用された価格で処方してもらえます。
大体、1シートあたり約2000円程かかり、別途診察料も受診する度に必要になります。
自分で個人輸入代行会社から購入
1箱:2,190円
3箱:5,602円(1箱あたり1,867円)
6箱:10,388円(1箱あたり1,731円)
1箱28錠(4錠はプラセボ)
24錠(実薬):ドロスピレノン3mg、エチニルエストラジオール0.02mg
1箱:4,180円
3箱:7,581円(1箱あたり2,527円)
6箱:12,888円(1箱あたり2,148円)
9箱:17,982円(1箱あたり1,998円)
12箱:22,980円(1箱あたり1,915円)
1箱28錠(4錠はプラセボ)
24錠(実薬):ドロスピレノン3mg、エチニルエストラジオール0.02mg
1箱:4,290円
3箱:7,890円(1箱あたり2,630円)
6箱:13,182円(1箱あたり2,197円)
9箱:18,288円(1箱あたり2,032円)
12箱:23,292円(1箱あたり1,941円)
1箱28錠(4錠はプラセボ)
24錠(実薬):ドロスピレノン3mg、エチニルエストラジオール0.02mg
ヤーズの副作用
ヤーズは副作用が少ないとされていますが、全くないわけではありません。
- 不正出血
ヤーズを服用することで体内のホルモンバランスが変化するため、生理以外に出血が起こる場合があります。
- 乳房の張りや痛み
ヤーズに含まれる女性ホルモンにより乳房が敏感になる場合があります。
- 吐き気や嘔吐
ヤーズに含まれる女性ホルモンにより胃腸が刺激される場合があります。
- むくみ
ヤーズに含まれる女性ホルモンにより水分代謝が悪くなる場合があります。
- 頭痛
ヤーズに含まれる女性ホルモンにより血管が収縮する場合があります。
これらの症状は服用初期によく見られるもので、数か月服用することで体が慣れて改善されることが多いです。
重篤なものではありませんが、気になる場合や生活に支障が出る場合は医師に相談しましょう。
また、以下のような重大な副作用が起こった場合は直ちに服用を中止し医師に相談しましょう。
- 血栓症
血液中に固まり(血栓)ができて血管を詰まらせる病気です。手足のしびれや突然の足の痛みやむくみ、押しつぶされそうな鋭い胸の痛みや息苦しさ、激しい頭痛などが自覚症状です。
- 肝機能障害
肝臓が正常に働かなくなる病気です。
目や皮膚が黄色くなったり(黄疸)、お腹が張ったり(腹水)、吐血したりする場合があります。
- 高血圧
血圧が高くなってしまう病気です。
頭痛やめまい、動悸などが自覚症状です。
- 乳癌
乳房に癌(悪性腫瘍)ができてしまう病気です。
乳房にしこりや変形・変色・分泌物・出血・ひきつれ・湿疹・皮膚硬化・乳頭陥没・リンパ節腫大などが自覚症状です。
これらの重大な副作用は非常に稀ですし、必ずしもピル服用と関係あるわけではありませんが、注意深く自分の体調を観察することが大切です。



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